【2026/05/13】商社主役、フジクラ熱狂。期待値と自分の脳を見た日。
今日も売買代金は10兆円超え。市場全体に熱量が残る中、主役は商社だった。
三菱商事、三井物産に資金が入り、TOPIXも強い。
一方でフジクラは、決算期待と出来高を背負い、崩れそうで崩れない熱狂銘柄になっていた。
勝てた部分もある。削られた部分もある。
しかし今日一番大きかったのは、相場だけでなく、自分の脳内の癖を観察できたことだった。
1. 今日の全体像
今日は全体としてリスクオンだった。
日経225、TOPIX、スタンダード、グロース。指数は軒並みプラスで終えた。
売買代金も10兆円超え。市場全体にまだかなり熱量がある。
ただし、主役は個人が好むテーマランキング上位とは少し違った。
楽天証券の個人向け人気ランキングでは、半導体、人工知能、フィジカルAI、ドローン、データセンター、蓄電池などが上位に並んでいた。
一方で、実際に今日の相場を動かしていた主役は、商社、銀行、非鉄だった。
2. 朝の主役は商社だった
寄り後、まず明確だったのは商社だった。
三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠。卸売セクターに資金が集中していた。
これは単独ではない。
一銘柄だけが動いているのではなく、セクター全体で買われていた。
だから、今日は「商社が主役」と判断しやすかった。
三井物産と三菱商事を買った。
買った直後は逆方向に振られたが、全体を見ると商社への資金集中は明らかだった。
そのため、寄り直後のボラを単なるノイズとして見られた。
3. 森を見たことで寄り後のボラに耐えられた
以前は、寄り付き直後のボラが恐怖でしかなかった。
少し逆に行くと不安になる。含み損が出るとすぐに逃げたくなる。
しかし今日は違った。
商社が主役。卸売セクターが強い。昨日から商社に売買代金が集まっている。市場全体もリスクオン。
そのため、個別の一瞬の揺れより、森全体の空気を優先できた。
今日は、森を見てから木を選んでいた。
この違いが、寄り後のボラへの耐性を作った。
これはかなり大きな変化だと思う。
トレードはチャートだけではない。地合い、主役、連鎖、出来高、熱量。これらを同時に見て、初めてローソク足の意味が変わる。
4. フジクラ。前日終値攻防と上放れ
フジクラは今日も特殊だった。
朝は弱めに始まった。だが、崩れない。
前日終値の下で、じっとエネルギーを溜めているように見えた。
最初は少し削られた。
前日終値を明確に超える前に入り、1分足の終値で5MAを割ったため撤退した。
結果論では持っていればよかった。しかし、その時点では前日終値の壁を超えていなかった。
その後、出来高を伴って前日終値を上抜けた。
歩値でも大きな玉が見えた。
そこで再び入った。
これは期待ではなく、確認型のトレードだった。
5. 危険領域。伸びる場所ほど怖い
フジクラはその後も上昇した。
自分は昨日高値に近づいたところで利確した。
結果を見ると、さらに上がった。
しかし、そこから先は自分にとって危険領域だった。
新高値を狙う買い、利益確定したい人、空売り勢、掲示板の期待勢。
全員が一つの場所に集まる。
一番伸びる可能性がある場所は、一番急変する可能性もある。
自分はドキドキする場所が苦手だ。
だから、伸びるかもしれないとわかっていても、そこで握り続けるのは自分には合っていない。
むしろ一番伸びる場所でもある。
ただし、自分の神経特性ではそこを握り続けるのは苦手だった。
6. 後場の失敗。高値圏逆張りショート
後場、フジクラでやられた。
後場GUからのもみ合い。
1分足5MA割れ。
歩値を見ると弱い。
大きな玉で売られる。
上げると抑えられる。
そこでショートした。
含み益も出た。
しかし、一気に崩れることを期待してホールドしてしまった。
その後、形勢逆転。
1分足終値で5MAを上抜けたところで損切りした。
損失は約3000円。
負けた。
ただし、感情で粘ったわけではない。テクニカルで切れた。
問題は、あと一点の勘案事項を落としたことだった。
地合いが強い。非鉄も連鎖している。フジクラは出来高が異常に多い。決算期待もある。新高値期待もある。
この熱量なら、1分足5MA割れだけでは崩れない。
だから難しい。
7. 人気ランキングと主役セクターのズレ
引け後にテーマランキングを見ると、面白いことがわかった。
個人向けの人気ランキングでは、半導体、人工知能、フィジカルAI、ドローン、データセンター、蓄電池、量子コンピューターなど、個人が好みそうなテーマが上位に並んでいた。
一方で、今日の実際の主役だった総合商社はかなり下の方だった。
これは重要だと思う。
人気ランキングは、個人の注目度を示す。
しかし、今日の資金の主役をそのまま示すわけではない。
個人が見ている場所と、実際に大きな資金が入っている場所はズレることがある。
8. 商社の日足。主役と連鎖の確認
昼以降は、無理に触るより観察を優先した。
三菱商事と三井物産の日足と5分足を見直した。
三菱商事は、直近最大級の出来高を伴って底値反転し、新高値圏へ入ってきた。
大型株なので小型株のように一気に飛ぶというより、調整を挟みながら上値を追いそうに見える。
三井物産は、底値もみ合いから75日線、25日線を上抜けてきた。
ただ、三菱商事よりはセクター連れ高で押し上げられた感もある。少し需給整理が必要かもしれない。
同じ商社でも、構造は違う。
9. 今日の損益と勝率
今日の最終損益は、前日比+1.93%。
資産は669,773円。
先週比では+9.65%。5営業日で約10%近く伸びた。
素直に嬉しい。
しかし、気分としては「まだ水曜日か」という感覚も強い。
今日もギリギリだった。
明日も勝てる、という気にはなれない。
あと2日ある。
ただ、プラス分の貯金はできた。
長期で平均1日1%を目指すなら、今日の結果はかなり大きい。
損失を限定し、主役を見て、最後まで生き残れた。
10. 金額ではなく期待値を追う
最近、資産曲線が変わってきた。
昨年から今年前半は、赤字が圧倒的に多かった。
削られ続けた。
しかしここ1ヶ月は、黒字の日が増えてきた。
これはかなり大きい変化だと思う。
以前は金額を追っていた。
今日いくら取るか。取り返すか。もっと増やすか。
そうすると、無駄打ちが増える。
今は違う。
期待値を追う。
すると、自然と無駄打ちが減る。
結果は副産物として残る。
期待値を追うと、結果として金額が残る。
11. 逆張りショートの成功体験を解体する
今日の大きな反省は、高値圏の逆張りショートだった。
トレード初期に、高値圏ショートで連続して勝ったことがあった。
たまたま、そういう地合いが続いていたのだと思う。
しかし脳は、それを「自分の得意技」として記憶してしまった。
自分は高値圏の逆張りショートが上手い。
そう思い込んでいた。
でも、長くやって勝率や損益を見ていくと、どうも期待値が高いとは思えない。
高値圏ショートは、天井を当てるゲームではない。
熱狂が終わる瞬間を当てるゲームだ。
これは難しい。
それが才能なのか、ただの地合いなのかを検証しなければならない。
12. 夏相場のうちに冬を考える
今は相場が良い。
売買代金が大きく、主役も見えやすく、連鎖も起きやすい。
つまり夏相場だ。
しかし、いずれ冬も来る。
売買代金が減り、主役が消え、単発ばかりになり、後場は失速し、押し目も機能しなくなる。
その時に、今と同じように取りに行けば削られる。
冬相場で取ろうとするのは、出来高減少の時間帯に無理やり取ろうとするのに近い。
だから、冬は休む。
観察する。
仕事をして生活費を安定させる。
相場に生活を握らせない。
冬に減らさない。
そのためには、相場以外の生活基盤も必要になる。
今日もなんとか生き残れた。
5営業日で約10%近く増えた。
嬉しい。
でも、まだ水曜日。
明日も勝てる保証はない。
だからこそ、慢心ではなく、観察を続ける。
相場を見る。
主役を見る。
連鎖を見る。
そして、自分の脳を見る。
今日の一番大きな学びは、そこだった。



















